日本画家の平山郁夫氏が脳梗塞で死去
シルクロードや仏教を主題とした雄大な作品を描き、世界の文化遺産保存にも尽力した
日本画家で、文化勲章受章者の平山郁夫(ひらやま・いくお)さんが2日午後0時38分、
脳梗塞(こうそく)のため東京都内の病院で死去した。79歳。広島県出身。葬儀・告別式の
日取り、喪主は未定。
東京美術学校(現東京芸大)卒。1959年の「仏教伝来」をはじめ、シルクロード取材などを
通じて独自の画風を築いた。国連教育科学文化機関(ユネスコ)親善大使として、中国の
敦煌や北朝鮮の高句麗壁画など文化財の保存を訴え、中国などとの文化外交にも貢献した。
98年文化勲章。東京芸大学長を2度務めたほか、日本美術院理事長などを歴任した。
(共同)
[2009年12月2日14時23分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20091202-571802.html