2次補正 閣僚から発言や指摘 12月1日 13時25分
今年度の第2次補正予算案について、閣僚からは、閣議のあとの記者会見で、急激な
円高やデフレなどの経済情勢を踏まえ大胆な対策が必要だという発言があった一方、
財源として赤字国債を増発すべきでないという指摘なども出されました。
この中で、亀井郵政改革・金融担当大臣は「民需が弱いので、政府の支出で、民需を
ひっぱり出し、創出していく努力を大胆に行う必要がある。地域経済の実態にあった補正
予算案になるよう努力したい」と述べました。
また、川端文部科学大臣は「『ドバイショック』による経済への影響は、リーマンショックの
時よりも大きいのではないか。第2次補正予算案で、デフレや急激な円高に対して、どう
対応していくのかは、きわめて大きな政治判断になる」と述べました。前原国土交通大臣は
「従来型の公共事業を中心とした財政出動の繰り返しでは、自民党政治と何ら変わらない。
財政出動をするにしても内需拡大策を中・長期的な視点で考えることが大事だ」と述べました。
一方、福島消費者・少子化担当大臣は「短期的な経済対策を積極的にやる必要があるが
赤字国債を大量に発行すべきではない。社民党としては、5兆円から6兆円の規模で、
エコ住宅の取り組みなど、短期的に地域の需要の拡大が見込める経済対策が必要だと
考えている」と述べました。また、仙谷行政刷新担当大臣は「『ドバイショック』の深刻さも図り
かねる状況で、この局面で第2次補正予算案を編成することは、気持ちの問題として意味が
ある。ただ、財政規律の問題も頭においておかなければいけない」と述べました。
さらに、藤井財務大臣は、第2次補正予算案の財源について、「この1年間の世界同時
不況による税収減には、国債の増発で対処する。しかし、雇用政策、環境政策など積極的な
対策に関しては、それに頼らない」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014118492000.html 2次補正「2・7兆円上回る規模」 金融相示唆 [11/28]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/liveplus/1259382882/