戦闘機の生産現場、受注減で熟練工流出_撤退相次ぐ下請け 窮地に立つ防衛産業

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1マンニィφ ★
戦闘機の生産現場 受注減で熟練工流出 撤退相次ぐ下請け
「もう続けられない」
ttp://www.asagumo-news.com/news/200911/091105/09110506.htm
ttp://www.asagumo-news.com/news/200911/091105/photo/P-DN-091105-06.jpg
 「このまま受注がなければ、技術者や技能工を維持できず、自衛隊の戦闘機が飛べなくなる」。
東京・港区のJR品川駅近くにある三菱重工業本社ビルの一室で、戦闘機の生産技術基盤について
そう語るのは、同社航空宇宙事業本部の伊藤一彦防衛航空機部長。
  愛知県にある同社小牧南工場のラインは年間最大12機の組み立てが可能だが、ここ数年は半分の
5、6機ほどしか組み立てていない。
 平成23年9月末にF2戦闘機の最終号機を防衛省に納めると、戦闘機の組み立てラインは完全に止まる。
ラインの再開はFXの機種選定の時期などを考慮すると最短でも約2年半後になるが、現状では
機種選定そのものも見通しが立っていない。
  ラインの停止は戦闘機生産に関連する約1100社の経営を根底から揺るがす。レドームなどを製作する
10社が撤退を表明するなど、現状でも14社がすでに撤退もしくは撤退を検討中で、転廃業の動きが
加速している。
  プライムメーカーの伊藤氏のもとには、一緒に頑張りますと言っていた企業の担当者から
ある日突然、「売り上げが少なく、もうこれ以上続けられない」と窮状を訴え、撤退相談に訪れる企業も
少なくない、という。
 戦闘機の部品は民間機向けと違って特殊構造のものが多く、それだけ特別な技術が求められる。
部品製造に携わる企業はそうした独自技術を持つ、いわゆる“オンリーワン”企業も少なくないが、
規模は小さく、防衛需要の売り上げが5割以上を占める企業が4分の1に上る。こうした企業の技能工は
20年で中堅、30年でやっと熟練工で、それだけ長い年月をかけて育成しなければならない。
〔続く〕
2マンニィφ ★:2009/11/09(月) 10:53:27 ID:???0
〔続き〕
 F2戦闘機の脚部分などを担当する住友精密工業(本社・兵庫県尼崎市)。三菱リージョナル・ジェット
(MRJ)プログラムに参画しているほか、エアバス社の超大型旅客機A380、自衛隊機ではPX、CXの
降着装置系統を手掛け、この分野では世界屈指の技術力を誇る。オイルクーラーやファンなどの
エンジン関連の熱制御の製造も担当し、日本の航空機分野の開発、発展に貢献、戦闘機の
技術基盤維持には必要不可欠な存在だが、F2の生産が終了すれば、戦闘機降着装置関連の仕事は
途絶える。
 同社はかつてほぼ100%を防需に頼ってきたが、ここ20年間で民間航空機の部品など民需への移行を進め
、防需が占める割合は今では売上高の約2割にまで減っている。それでも同社の幹部は「防需がなくなれば、
技能工などの人員を維持できず、企業の存続にも関わってくる」と危機感をあらわにしている。
 戦闘機新製中断の影響は、技能工や技術者の流出にも直結してくる。日本航空宇宙工業会が行った
関連主要企業16社へのヒアリングでは、7割以上が今後5年間、戦闘機新規製造がなければ技術者が
流出するとし、「ここ数年の売上減で人の確保が難しくなってきた。限界が近い」「技能工は量(生産)が
あれば維持できるが、技術者は開発事業がないと維持が困難」「売り上げがない状態で要員経費を
持つことはできない」と苦しい内情を訴えている。
 技能工の流出についても「他の仕事にもすぐに対応できるため、年配の熟練工から流出する」
「余剰となるリソースを再配分せざるを得ない」「戦闘機関係者はプライドがあるため、作業量がないと
モチベーションが下がり、社外に流出する可能性もある」と懸念。
〔続く〕
3マンニィφ ★:2009/11/09(月) 10:53:39 ID:???0
〔続き〕
  設備投資や維持費が回収し切れない企業もあり、「売上の減少で人員の配分を十分に受けられない」
「コストダウンを正当に認めてほしい」「原価差額で赤字が出てしまう」との悲鳴も聞かれる。
 こうした現状について、伊藤部長は国内の戦闘機生産の歴史を示す表を手に、「かつてF86の生産は
年平均40機以上、F104は約30機、F15でも約10機はあった。それに比べてF2は約4機と圧倒的に少ない。
われわれが1年間で作る機数は米国ではわずか1カ月の生産機数に過ぎない」と事業規模の縮小を指摘する。
 「防衛産業に携わっていることに誇りを持って開発、製造に当たっているが、各国が第5世代機の
開発・製造に当たる中、いま日本が戦闘機製造の努力を一度止めた場合、たとえ再開したとしても各国との
技術的な格差は大きく広がる。整備や補給、技術支援といった部隊の運用を底辺で支える生産技術基盤の
崩壊につながる」と警鐘を鳴らしている。
〔続く〕
4マンニィφ ★:2009/11/09(月) 10:53:47 ID:???0
〔最後〕
   × × ×

 防衛費の7年連続減少などで自衛隊装備品の発注が減る中、防衛産業は苦境に陥っている。戦闘機分野では
平成23年に新規製造がゼロとなるため下請け企業の撤退が相次ぎ、戦車部門では製造数の減少から
ラインの維持が困難、造船でも数年間にわたり艦艇の受注ができない企業が出るなど深刻で、
「防衛生産の技術基盤が維持できない」との危機感が高まっている。製造設備や研究開発だけでなく、
技術者や技能工の流出といった危機的状況に直面している防衛産業の現場をレポートする。
5Ψ:2009/11/09(月) 10:56:10 ID:9BWcmmXd0
中国で雇ってもらえ!
6Ψ:2009/11/09(月) 10:57:04 ID:y2f6Iz+60
買う
7Ψ:2009/11/09(月) 10:59:26 ID:kwLibneK0
自家用の戦闘機がもう少し普及しないと未来はないね
8Ψ:2009/11/09(月) 11:04:47 ID:gVBi1eXd0
煮え切らない防衛省のF-X選定を待つのではなく
三菱をトップに官需が総結集しEFをライセンスで作り上げ
「こういうのもありますよ防衛省さんよ?」と
逆提案するのも方法じゃない?
9Ψ:2009/11/09(月) 11:05:06 ID:Uj646iSK0
2ちゃん運営に巣食う慶應卒乞食ネトウヨは何に怯えて規制に狂奔しているのだ?  www
10Ψ:2009/11/09(月) 11:09:15 ID:Tu/Bu0V60
NTTでは技能もない中年が数千万円の賃金を貰ってるのに
11Ψ:2009/11/09(月) 11:10:56 ID:8lC0fJQn0
労働をすることによって財が生まれる。
そしてそれを売って収入が生まれる。
その労働により報酬も得られる。
それが消費されて経済が広がって行く。

ただばら撒くだけの子供手当は、直接、雇用を生み出し、財を作り出す公共事業の数十分の一以下の経済効果しかない。
しかも人は何もしないで金貰えるとなると怠け者になる。
国が段々駄目になる。
12Ψ:2009/11/09(月) 11:11:02 ID:D3BglVQW0
日本人虐殺への始まり
13Ψ:2009/11/09(月) 11:11:22 ID:r5mqLlqr0
誰が見ても作れるようにマニュアル化を進めましょう
14メラニンマン ◆EarwinOOiw :2009/11/09(月) 11:12:55 ID:ikxFMfH/0
防衛産業にもっと金出してやれよ。
技術屋や職人いなくなったらこの国終わりだ。
15Ψ:2009/11/09(月) 11:14:49 ID:PM41Wk1a0
アメリカに雇ってもらえば良い。
アメリカから全部買えば良いのでは?
16Ψ:2009/11/09(月) 11:15:27 ID:GE9vV0iq0
防衛産業≒軍事産業


うーむ微妙微妙・・
17Ψ:2009/11/09(月) 11:22:59 ID:oBlqloWjO
この状態でなぜ国内生産を出来ないラプターに自民が固執したのか理解できない
18Ψ:2009/11/09(月) 11:26:17 ID:Avxv4G970
ここまで来るともう駄目だね。再起不能となるね。
防衛産業をやっていても儲からない。儲からないどころか
赤字。全然ダメ。
19ψ(..) ◆TYPhoon/.k :2009/11/09(月) 11:31:51 ID:thcArqeS0
>>17
EFじゃ役者不足だから
20Ψ:2009/11/09(月) 11:35:24 ID:Xc1xPiXR0
防衛器材に変換 戦闘機だけが防衛手段じゃないだろうに。
携帯連射型諸々
無人自立思考型諸々
車両(車・バイク)・船舶搭載型諸々
飛行しなくても待ち受け型で色々できそうなんじゃね。
21Ψ:2009/11/09(月) 11:37:07 ID:wylNUz510
そうだよね、、俺のVF250EFじゃ…
22ψ(..) ◆TYPhoon/.k :2009/11/09(月) 11:39:34 ID:thcArqeS0
>>20
それは既に他の会社がやってる
23Ψ:2009/11/09(月) 11:39:34 ID:ouosjCxS0
日本経団連:今後の防衛力整備のあり方について
― 防衛生産・技術基盤の強化に向けて ―
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2004/063.html
24Ψ:2009/11/09(月) 11:40:41 ID:SDJYKIEE0
武器兵器の製品の輸出はダメだが
武器兵器の技術を中国へプレゼントするのは友愛
25Ψ:2009/11/09(月) 11:41:41 ID:c9hAqP0b0
もう国民全員に手榴弾1個づつ配るレベルかもな
26Ψ:2009/11/09(月) 12:36:26 ID:aTF6DLmz0
三菱重工連合あわれw自殺しちゃつたね
27Ψ:2009/11/09(月) 13:50:07 ID:NVKukqPT0
さらに空洞化はすすむ、、
28Ψ:2009/11/09(月) 13:57:54 ID:UWOJn66WO
ネトウヨざまあみろ
29Ψ:2009/11/09(月) 14:01:06 ID:8hI01Bj30
これはもうラッキードF-104をFXとして導入するしかありませんな
30Ψ:2009/11/09(月) 14:14:03 ID:BkDbGock0
>>17
新防衛大綱で、戦闘機の定数が将来的には260機(現在は400機)に削減されてしまったことが原因の1つ
もし定数が400機のままであれば、タイフーンでもスパホでも何とかなった
F-22より性能は下とはいえ、F-4に比べれば性能は段違いだし

しかし現実には定数が260機にされた状況では、一番性能が高いF-22に固執せざるを得ない
F-22の輸出が困難になっても、他に候補がない状況では・・・。
31Ψ
こんな円高で戦闘機なんて買う気かよ。
作れよコアファイターくらい。