アルコールとタバコはLSDよりも危険 英科学者 [10/30]

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1暗黒男爵φ ★
アルコールとタバコはLSDよりも危険、英科学者
2009年10月30日 09:28 

 アルコールとタバコは、大麻、LSD、エクスタシーといった違法薬物よりも危険である――。
薬物乱用に関する英政府諮問委員会の委員長をつとめる大学教授が29日、このような見解
を示した。

 インペリアル・カレッジ・ロンドンのデビッド・ヌット教授がキングズ・カレッジ・ロンドンの刑事
司法研究センターに提出した報告書の中で述べたもので、合法・違法物質の危険性につい
て大衆がより良く理解できるよう、新しい分類体系を構築するよう求めている。

 教授によると、身体的・社会的な危害や依存に基づく有害度ランキングは、アルコールが
ヘロイン、コカイン、バルビツール酸系催眠薬、メタドンに次ぐ第5位。タバコは第9位。大麻、
LSD、エクスタシーは、それぞれ11位、14位、18位となっている。

 英国では今年1月、大麻が「クラスC(精神安定剤や一部の鎮痛剤もこれに含まれる)」から
「クラスB」に引き上げられた。これは、大麻の使用が最大14年の禁固刑に、所持が最大5年
の禁固刑にそれぞれ引き上げられたことを意味している。わずか5年前、大麻は「クラスB」
から「クラスC」へ降格されたばかりだった。教授は、「科学的な根拠を無視するばかりか
大衆を混乱させている」と、政府を批判している。

 教授は、大麻が「有害」であることには異論がないが、これを使用しても健康上の大きな
問題はないとしている。喫煙による肺がんリスクと比較すると、大麻による精神疾患リスクは
「比較的小さい」という。

 教授はまた、「エクスタシーは乗馬ほど危険ではない」としている。同教授は論文などで
こうした主張を繰り返しており、論争をを巻き起こしたことがある。(c)AFP

http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2657928/4829483