政府は、アフガニスタンの支援策について、治安対策などの強化に加えて、
反政府武装勢力・タリバンのうち、穏健派グループの元兵士を対象にした
職業訓練の実施などを「再統合プログラム」として打ち出したいとしており、
具体的な検討を急ぐことにしています。
政府は、インド洋での海上自衛隊による給油活動について、「単純
延長はしない」とする一方、アフガニスタンの安定に向けて、民生分野を
中心とした新たな支援策の取りまとめ進めています。この中では、警察
力の強化などの治安対策や、稲作指導などの農業・農村開発、
それに、インフラ整備や保健・医療の充実など、これまでの支援策の
強化が検討されています。これに加えて、新たに、反政府武装勢力・
タリバンのうち、穏健派グループの元兵士の社会復帰を促すため、
職業訓練の実施などを「再統合プログラム」として打ち出したいとして
おり、アフガニスタンの大統領選挙の結果を受けて、政権が発足した
あとに基金を設ける案も出ています。政府は、来月、アメリカのオバマ
大統領が日本を訪問した際に、こうした支援策の概要を説明できるよ
う、具体的な検討を急ぐことにしています。NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013405301000.html