海上自衛隊の観艦式が25日、神奈川県沖の相模湾で行われ、外遊中の
鳩山由紀夫首相の代理として菅直人副総理兼国家戦略担当相が出席した。
菅氏は訓示で、海賊対処法に基づくソマリア沖・アデン湾での海上自衛隊の
活動を評価した上で「わが国の主体的判断と民主的統制の下で、自衛隊が
国際社会の平和と安定に貢献していくことを望む」と述べ、国際貢献の必要性を
強調した。
防衛省によると、1996年に陸海空3自衛隊の持ち回りで観閲、観艦式が
行われるようになって以来、首相の欠席は初めて。
菅氏は、北朝鮮のミサイル発射や核実験についても触れ「重大かつ深刻な
脅威であり、断じて容認することはできない」と指摘、米国など関係各国との
連携を訴えた。
観艦式には、海上保安庁の巡視船も含む艦船40隻と、陸海空自衛隊の
航空機43機、隊員約8000人が参加した。(共同)
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20091025-559351.html