節約額、19年にコスト上回る=家庭の温暖化対策試算−国立環境研
国立環境研究所は23日、家庭が省エネ家電の購入など、地球温暖化対策に取り
組んだ場合の試算結果をまとめた。それによると、約180万円の追加コストを掛けて
省エネ家電などを購入した場合、2016年以降の二酸化炭素(CO 2)排出量は
09年比で70%以上減り、19年以降は光熱費の節約額がコストを上回るとの結果が
出た。
試算では、10年以降に省エネタイプの冷蔵庫やエアコン、ハイブリッド車、太陽光
発電パネルなどを順次購入したと想定。一時的に高い投資コストが掛かるものの、
国や地方自治体からの補助金や光熱費の節約、太陽光による電気の売却などで、
19年から利益が出るという。
さらに、省エネ家電などを購入するだけでなく13年に家を断熱住宅に建て替えた
場合の試算も実施。掛かるコストは約320万円になるが、22年から節約額がコスト
を上回るという。(2009/10/23-19:12)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009102300848