「政策達成目標」制度 導入を
政府の国家戦略室の検討委員会は、予算編成にあたっては、どの政策をいつまでに
実現するのか「政策達成目標」を各省庁ごとに定め、国民に公開していく制度を、
来年度にも導入すべきだとする基本的な方針の素案をまとめました。
予算編成のあり方の見直しを検討している政府の国家戦略室の検討委員会は、
このほど、見直しにあたっての基本的な方針の素案をまとめました。
それによりますと、政策の達成状況を国民に公開すること、複数年度を視野に入れ
た政治主導によるトップダウン型の予算編成を行うこと、それに予算編成の透明化を
あげています。
具体的には、政権公約に盛り込んだ政策など、優先度の高い政策に絞り込む作業を
進めたうえで、具体的にどの政策をいつまでに実現するのかという「政策達成目標」を
各省庁に定め、国民にその成果を明らかにするとしています。
また、複数年度を視野に入れた予算編成については、平成23年度から向こう3年間の
歳入・歳出の目標を策定し、財政規律の安定化を前提に年度ごとの予算を編成すること、
さらに予算の執行状況をインターネットなどで公開することも盛り込んでいます。
検討委員会は、この基本的方針を19日の会合で確認することにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013212131000.html