日中韓 観光政策の連携で一致
日本、中国、韓国の観光担当相の会合が18日に名古屋で開かれ、景気の低迷
などで落ち込んでいる観光需要の回復を目指し、3か国が連携を強めることで
一致しました。
名古屋で開かれた今回の会合には、前原国土交通大臣と中国の国家観光局の
*邵き偉局長、韓国の文化体育観光省のユ・インチョン長官が出席しました。
会合では、新型インフルエンザによる風評被害を防ぐため情報の共有を進めたり、
規制緩和を図ったりすることで、景気の低迷などで落ち込んでいる観光需要の
回復を目指し、3か国が連携を強めることで一致しました。
また日本と中国の2国間会談では、日本側が来年開かれる上海万国博覧会のPRに
協力する一方、中国側は、日本の旅行会社が中国国内で日本へのツアー商品を
販売することを試験的に認める方針を示しました。会合後の記者会見で前原大臣は
「中国からの観光客を増やすことが、2016年を目標にしている外国人観光客年間
2000万人の誘致を達成するポイントになる」と述べ、ことし7月から一定の年収を
条件に認めた中国人の個人旅行向けの観光ビザについて、発行条件をさらに緩和
することを検討する考えを明らかにして、中国からの観光客の拡大に強い期待感を
示しました。※「き」は「王」へんに「其」
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013194741000.html http://www3.nhk.or.jp/news/K10031947411_01.jpg