普天間基地移設 早く方向性を
岡田外務大臣は、三重県津市で記者会見し、沖縄のアメリカ軍普天間基地の
移設問題をめぐって、鳩山総理大臣が、来年半ばごろをめどに一定の結論を
出したいという考えを示したことについて、来年度予算にもかかわる問題だと
して、できるだけ早く方向性を出したいという考えを示しました。
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐって、鳩山総理大臣は、16日、
記者団に対し、「沖縄では来年1月には名護市長選挙、そして来年12月に
任期満了を迎える沖縄県知事選挙があり、その2つの選挙の間くらいには結論が
必要になってくる」と述べ、来年半ばごろをめどに一定の結論を出したいという
考えを示しました。
これについて、岡田外務大臣は、記者会見で、「普天間基地は大変危険な状況に
あり、なるべく早く移転するかどうか決めたほうがいいと思うが、沖縄県民の理解と
納得も重要なので、総理として少し慎重に物事を進めた方がいいということで、
そういう発言になったのではないか」と述べました。
そのうえで岡田大臣は、「来年度予算にもかかわる問題なので、やはり年内に
一応のめどをつけるのが、現場を預かるものとしての思いだ」と述べ、できるだけ
早く方向性を出したいという考えを示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013186341000.html