直嶋は、ブリュッセルでEU=ヨーロッパ連合の産業政策を担当する
フェアホイゲン副委員長と会談し日本製品の競争力を高めるため、EU
との間で関税を撤廃するFTA=自由貿易協定の締結を目指したいとい
う考えを伝えました。
直嶋は鳩山内閣の閣僚として初めてEU本部を訪れ、産業政策を
担当するフェアホイゲン副委員長と会談しました。この中で直嶋は自動
車や家電製品などで韓国が15日にEUとの間で関税を撤廃するFTA
=自由貿易協定で実質合意したことを踏まえ、日本もEUと協定の締結
を目指したいという考えを伝えました。これに対し、フェアホイゲン副
委員長は「日本とEUは同じ価値観を持っており、これからも経済の
連携を強めたい」と述べましたが、FTAに関する言及はありません
でした。EUは日本への鉱工業品の輸出にもともと関税がかかって
いないことから日本とのFTAには慎重な姿勢を示しているのが実情です。
会談のあと、直嶋は「日本は車や家電製品などで、いずれも韓国と
競合しており、日本経団連からも、できるだけ早く政府間で交渉を始め
てほしいと要望を受けているので政府としてもしっかり努力したい」と
述べ、FTAの締結に向けて今後も積極的に働きかけを行う考えを強調
しました。NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013176541000.html