衆院選の北海道5区で当選した小林千代美氏(40)の陣営幹部に
よる選挙違反事件で、公職選挙法違反(買収の約束)容疑で逮捕され
た連合北海道札幌地区連合会会長(15日付で辞任)の山本広和容疑
者(60)が、運動員に投票依頼の電話をかけさせる拠点として、後援会
事務所とは別の事務所を用意していたことが、捜査関係者への取材で
わかった。運動員約30人には計数十万円の報酬を支払うことになって
いたという。道警は、活動費用の調達方法について、組織的な関与の
有無を含めて調べている。
捜査幹部によると、山本容疑者は陣営の選対委員長代行を務めてい
た5〜8月、札幌市内のビルの一室を借り、電話機を十数台設置した
上で、有権者に対する投票依頼の電話を運動員にかけさせていた。
運動員には、時給数百円の報酬を支払う約束だったという。
山本容疑者は道警に対し、運動員を使った投票依頼について「1人で
やった」と話しているという。
連合札幌は16日、山本容疑者が15日に提出した辞表を同日付で受
理したことを明らかにした。YOL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20091016-OYT8T00710.htm