赤字国債を極力抑えるとの思いでマニフェスト実行=首相
鳩山由紀夫首相は15日夕、官邸内で記者団に対し、「赤字国債を極力抑えるという
思いのもとでマニフェスト(政権公約)は実行に移す」との方針をあらためて示した。
鳩山首相は前日、マニフェストを実行するための赤字国債の増発に含みを
持たせていた。
鳩山首相は赤字国債を増発させないために、マニフェストを見直す考えがないかを
問われ「マニフェストは国民との契約なので、極めて重いものだ」と指摘。
ただ「マニフェストの実現よりも、やはり国債をこれ以上発行してはいけないと、国民の
意思としてそのようなことが伝えられたら、あるいはそういう方向もあると思う」と語った。
一方、2009年度補正予算の見直し額については「3兆円というところが一人歩き
してしまってはいるが、かなり近づいてきていることだけは間違いないし、できれば
皆さん方が期待しているように3兆円に乗せたいと思って最終折衝している段階だ」と
述べるにとどめた。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11961920091015