インド洋での給油活動について岡田外務大臣は、活動を継続するための
法案を臨時国会に提出するのは難しいとして来年1月でいったん
海上自衛隊は撤収することになるという見方を示しました。
政府は、給油活動をめぐる対応や、民生分野を中心としたアフガニスタンの
復興支援について関係国から理解を得られる具体策の検討を急ぐ方針です。
岡田外務大臣は日本時間の12日夜、訪問先のパキスタンで、記者団に対し、
インド洋での海上自衛隊による給油活動について「われわれは単純延長は
しないと言っており、それ以上でも、それ以下でもない」と述べました。
そのうえで岡田大臣は、仮に給油活動を継続する場合に必要となる法案を
臨時国会に提出するのは難しいとして、今の法律の期限が切れる来年1月で、
海上自衛隊はいったん撤収することになるという見方を示しました。
給油活動をめぐっては、鳩山総理大臣も、単純に延長することは考えていないと
して、アフガニスタンの復興に向けて職業訓練や農業支援など民生分野での
支援を中心に検討する方針を重ねて示しています。
政府としては来月、アメリカのオバマ大統領が日本を訪問することも踏まえ、
給油活動をめぐる対応や、民生分野を中心としたアフガニスタンの復興支援に
ついて関係国から理解を得られる具体策の検討を急ぐ方針です。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013065181000.html