佐賀市長選告示 民主、独自色出せず 候補擁立断念 自主投票不満の声も [09/10/13]

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1 @株主 ★
 政権交代後、九州の県都では初の首長選となる佐賀市長選が11日告示
(18日投開票)された。現職と新人の無所属2人の戦いとなったが、政権党の
座に就いた民主党は独自候補を擁立せず、自主投票を決定。
同日選の市議選(定数38)も公認候補は現有議席より1増の6人にとどまり
国政と地方政治の差を際立たせる選挙構図となった。

 先の衆院選では、「自民王国」とされた佐賀県でも3小選挙区のうち2議席を
民主が獲得。同党市議団は、政権交代の余勢を駆って民主系市長を誕生
させようと独自候補を模索したが、擁立には至らなかった。

 市長選には現職の秀島敏行氏(67)=自民、公明、社民推薦=と新人で
佐賀大客員教授の蒲原啓二氏(63)が立候補。民主党県連には両氏から
推薦願が出されたが、「秀島氏は自民と相乗りになり、蒲原氏はこれまでの
関係が薄い」(県連幹部)などとして自主投票を決定。
同市白山の自営業女性(70)は「佐賀市でも『チェンジ』を望んでいるのに
政権党が候補を出さないなんて。期待が高かっただけに残念」とため息をついた。

 一方、同日告示された市議選。民主公認の6候補の出陣式すべてに原口一博
総務相や県連副代表の大串博志財務政務官が駆けつけ、「与野党逆転で政治が
変わった。政治主導を佐賀市でも打ち立て、一緒に佐賀の新しい政治をつくって
いこう」と熱弁を振るった。

 6候補の内訳は、現職4人と、地域組織づくりのため同党が開講する
「民主さが政治スクール」出身の新人2人。一歩ずつすそ野を広げているともいえ、
応援演説を終えた原口氏は「全員当選で大きな改革の固まりを築きたい」と語った。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/127674