第2次補正で緊急雇用対策を
仙谷行政刷新担当大臣はNHKの「日曜討論」で、政府が来年の通常国会冒頭での
提出を検討している第2次補正予算案について、「未曽有の厳しい雇用情勢で日本
経済は深刻な状況になる可能性がある」と述べ、緊急の雇用対策を打ち出す必要
があるという考えを示しました。
この中で仙谷行政刷新担当大臣は、3兆円規模の財源の確保を目指して大詰めの
作業が進められている今年度の補正予算の見直しについて、「地域を活性化したり、
医療を再建したりすることを目的にした予算があるが、中身をきちんと検討しなければ
ならない。今月15日の来年度予算案の概算要求の再提出までに決着をつけないと
いけない」と述べ、厚生労働省所管の「地域医療再生基金」を中心に精査し、今週中に
停止する事業を閣議決定する考えを示しました。
また、仙谷大臣は、鳩山総理大臣が雇用対策や経済対策を途切れることなく進める
ための第2次補正予算案を来年の通常国会冒頭に提出することを検討したいという
考えを示したことについて、「未曽有の厳しい雇用問題で、日本経済が深刻な状況に
なる可能性がある。危機管理的な雇用問題への対処が必要になってくるとすれば、
鳩山総理大臣が言うように、迅速に第2次補正予算案を打たなければならない」と述べ、
第2次補正予算案では緊急の雇用対策を打ち出す必要があるという考えを示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013048681000.html