日本・中国・韓国の3か国による首脳会議が10日に中国・北京で
開かれ、中国の温家宝首相がさきに北朝鮮のキム・ジョンイル総書記と
会談したことも踏まえ、核問題をめぐる6か国協議に北朝鮮を早期に
復帰させるための対応などについて協議が行われる見通しです。
日本・中国・韓国の3か国による首脳会議は、10日午前、中国・北
京市内の人民大会堂で行われます。鳩山総理大臣は、9日に韓国ソウ
ルで、イ・ミョンバク大統領と会談したあと、その日のうちに北京に入り、
3か国の首脳会議に臨みます。首脳会議では、北朝鮮問題が主要な
テーマになるものとみられます。この問題をめぐっては、首脳会議に
出席する中国の温家宝首相がさきに北朝鮮を訪問し、キム・ジョンイル
総書記と会談していることから、日韓の首脳は会談の詳しい内容に
ついて説明を求めることにしています。また、9日の日韓首脳会談では、
イ・ミョンバク大統領が提案している北朝鮮が核を放棄する意志を表明
すれば、経済支援や安全保障を提供する一括妥結の方式について、
北朝鮮を6か国協議に復帰させるための現実的な手法であるとして、
拉致問題も含め包括的な解決を目指すことで一致しました。こうしたこと
を踏まえ首脳会議では、北朝鮮を6か国協議に早期に復帰させるための
対応などについて協議が行われる見通しです。また鳩山総理大臣は、
みずからが提唱している「東アジア共同体」構想、それに国際公約とし
て掲げた温室効果ガスの大幅な削減目標について理解を求め、
その実現に向け一歩でも踏み出していきたい考えで成果も注目されます。
NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/t10013035501000.html 中華人民共和国の国際関係
■近年の外交政策
中国は2つの重要な隣国、インドと日本の国連安保理の常任理事国入りに反対し、
この問題が両国の関係にとって刺激的なものであることが分かった。
■日本との外交関係
○領土問題
日本領の尖閣諸島を巡って、日本と中華人民共和国、
台湾が領土紛争を抱えている。日本領内にも関わらず過度な主張を
繰り返している。
近年、中華人民共和国政府が日本のEEZ(排他的経済水域)内において、調査船を
侵入させ資源調査を行っており、2004年には、日本の領海を中華人民共和国海軍の潜水艦が
侵犯する事件が発生し、日本と日本国内に基地を多く所有しているアメリカ両国政府に
緊張が高まっている。領海侵犯に関して、中華人民共和国政府は「遺憾の意」を
表明したが、陳謝は行っていない。
また、2004年には東シナ海の日中中間線ぎりぎりの中華人民共和国側で、
中華人民共和国政府により海底油田の開発が進められていることが発覚した。日本政府は
日本側の資源にも地下でつながっている可能性を指摘し、中断を求めたが、
中華人民共和国は証拠がないことを理由に応じず、2005年には生産が始まった。
○歴史教育問題
両国の間では、検定教科書や歴史認識を巡っても論争が存在している。これが両国政府間の
対立の要因の一つとなっている。また両国の国民感情は微妙な状態にあるが、この論争を
通じて悪化するという見方もある。しかし、その一方で、日本や西側諸国の間には、
中華人民共和国はあくまで外交のかけひきとして、「靖国カード」、
「教科書問題」カードを使っているとの見方もあり、『江沢民文選』によれば実際に
1998年8月、当時の江沢民国家主席から外交関係者に
「歴史問題を強調し永遠に言い続けよ」との指示が与えられたという。また、
中華人民共和国側も反日教育を行っている。
○ODA問題
国交成立後今まで日本が中華人民共和国に支払ったODAの金額は約3兆円に上る。だが、
中華人民共和国国内においては故意に報道されていない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E4%BA%BA%E6%B0%91%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E9%96%A2%E4%BF%82