温室効果ガス25%削減に経済界の理解を 直嶋大臣 [09/10/08]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1@株主 ★
経産相 25%削減に理解を

直嶋経済産業大臣は、7日、日本経団連の御手洗会長ら幹部と懇談し、主要な排出国の
参加を前提に、温室効果ガスを2020年までに1990年と比べて25%削減する新しい
中期目標について、経済界の理解を求めました。

直嶋経済産業大臣は、政権交代後、閣僚としては初めて日本経団連との懇談会に出席し、
御手洗会長らと意見を交換しました。冒頭、御手洗会長は「少子高齢化や環境問題など、
企業活動を取り巻く環境は大きく変化し、ますます厳しくなっている。国際競争に耐え抜く
企業環境の整備が必要だ」とあいさつしました。

一方、直嶋大臣は「日本が持続的に成長するために、新しい成長戦略の策定を進めて
いる。地球温暖化対策をチャンスととらえて、産業の競争力の強化につなげていきたい」と
述べ、温室効果ガスの25%削減を目指す新しい中期目標について、経済界の理解を
求めました。

これに対し、経団連側の出席者からは、新しい中期目標には実現性や国際的な公平性の
観点から強い懸念が示される場面もあったということです。懇談のあと、直嶋大臣は記者団
に対し、「政府の考え方はおおむね理解してもらったと思う。経営者はコストを考えるので、
実務的には簡単な問題ではないが、何とかクリアしていきたい」と述べ、今後も理解を求め
ていく考えを示しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/k10015954821000.html