イオンの中間決算は赤字
大手流通グループ、「イオン」のことし8月の中間決算は、消費者の節約志向の
高まりや夏の天候不順の影響から、売り上げが落ち込み最終損益が140億円
余りの赤字となりました。
イオングループが6日に発表したことし8月の中間決算は、売り上げが2兆5266億円と、
去年の同じ時期を3.1%下回りました。その結果、最終的な損益は146億円の赤字と
なり、上半期としては2年連続の赤字決算となりました。これは、消費者の節約志向の
高まりや夏の天候不順の影響で傘下のスーパーで衣料品の販売が大きく落ち込んだ
ことに加えて、アメリカにある子会社の衣料品専門店の業績不振が続いたためです。
イオンは、今後、人件費などのコストの削減を進めるとともに、成長の見込める中国など
アジアへの出店を増やして業績の回復を目指したいとしています。大手流通の中間決算
では、消費低迷のあおりを受けて「セブン&アイ・ホールディングス」が上半期としては
初めて減収減益となったほか、「ユニー」が最終赤字となるなど厳しい業績が相次いで
います。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015948761000.html