エコポイント継続 景気で判断
直嶋経済産業大臣は閣議のあとの記者会見で、今月15日までに提出する
来年度予算案の概算要求に、省エネ家電を購入した人に「エコポイント」を
出す制度と、燃費のよい車に補助金を出す「エコカー補助」制度の継続を
盛り込むかについて、今後の景気情勢を見据えて判断する考えを示しました。
「エコポイント」制度と「エコカー補助」制度は今年度末までが期限となっていますが、
産業界からは景気下支えの効果が出ているとして、来年度以降も継続を求める声が
あがっています。これについて、直嶋経済産業大臣は閣議の後の会見で、
「今の景気情勢は特に雇用問題などが予断を許さない状況だ。エコポイント制度と
エコカー補助制度を継続するかどうかは景気との兼ね合いだと思っており、
今の段階で来年度どうするか結論は出していない」と述べ、概算要求に盛り込むか
どうか今後の景気情勢を見据えて判断する考えを示しました。また直嶋大臣は、
日本が2020年までに温室効果ガスを1990年と比べて25%削減する新しい
中期目標を打ち出したことを踏まえ、地球温暖化対策による技術革新を通じて
日本の産業競争力を強化する新しい成長戦略の骨格を年内にも取りまとめる考えを
示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015936641000.html