世界銀行とIMF=国際通貨基金の年次総会が6日、トルコのイスタン
ブールで開かれ、日本は、こうした国際金融機関で今後も主要国として
役割を果たしていきたいという考えを示しました。
世界銀行とIMFでは、より多くの国の声を反映させることが今後、危機
を避けることにもつながるとして先進国主導だった運営を改め、各国の
出資割合や、それに伴う発言権の見直しを進めることが金融サミット
など一連の国際会議で決まっています。こうした課題を話し合う年次
総会が6日、トルコのイスタンブールで開かれ、日本からは峰崎財務
副大臣が出席して演説を行いました。この中で峰崎副大臣は危機の
再発防止にIMFなどが果たす役割は大きいとして、こうした国際金融
機関への新興国などの積極的な関与を歓迎する考えを示しました。
そして、峰崎副大臣は日本はこれまで多くの拠出金を負担し貢献してき
たと述べたうえで「われわれが両機関のあり方に対して責任ある役割を
担い、主要課題に取り組むことが不可欠だ」と述べ、各国が今後の改革
に責任をもって取り組む重要性を指摘するとともに、日本としても主要
国として役割を果たしていきたいという考えを示しました。NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015947711000.html