新たなアフガン支援策を検討 10月5日 21時13分
鳩山総理大臣は、イギリスのマンデルソン首席大臣と会談し、インド洋での海上自衛隊による給油活動を継続するよう求められたのに対し、今の給油活動に代わる新たなアフガニス
タン支援策を検討したいという考えを示しました。
この中でマンデルソン首席大臣は、インド洋での海上自衛隊による給油活動について
「日本による給油活動は継続してもらいたい。テロリストが勝利を収めないことが大事で
あり、もしわれわれがテロとの戦いに敗れれば、日本を含む世界各国に大きな危険を
もたらすことになる」と述べ、給油活動の継続を求めました。
これに対し、鳩山総理大臣は「日本としても、アフガニスタンの平和と安定に貢献したいと
考えている。どのような形の協力がアフガニスタンの人々から評価されるのかを考慮しなが
ら検討していきたい」と述べ、基本的に給油活動は継続せず、これに代わる新たなアフガニ
スタン支援策を検討する考えを示しました。
また、マンデルソン主席大臣は、鳩山総理大臣が、主要排出国の合意などを前提に、
温室効果ガスを西暦2020年までに25パーセント削減することを目指すと表明したこと
について「世界各国に対し、日本の指導力を示すものだ」と評価したのに対し、鳩山総理
大臣は「高い目標を達成するためには、日本のみならず、先進国全体として、産業界の
協力が不可欠だ」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015917321000.html