執行停止事業 最終決定へ精査
鳩山総理大臣は平野官房長官と会談し、今年度の補正予算の見直しについて、
各省庁が回答した2兆円を超える規模からさらに上積みできないかを精査し、
来週中には予算を執行停止する事業を最終的に決める方針を確認しました。
IOC=国際オリンピック委員会の総会に出席した鳩山総理大臣は3日午前9時前、
政府専用機でデンマークから帰国したあと総理大臣官邸に入り、平野官房長官と
会談しました。
この中で平野官房長官は、総額14兆7000億円に上る今年度の補正予算について
緊急性や経済効果の低い事業を洗い出した各省庁の回答が2日に出そろい、
国土交通省の所管分で8000億円近い事業、農林水産省や厚生労働省でも、
それぞれ4000億円余りの事業の執行停止を決めるなど、これまでに、あわせて
2兆円を超える規模の財源を確保できる見通しが立ったことを報告しました。
これを受けて鳩山総理大臣は、今後、仙谷行政刷新担当大臣や菅国家戦略担当大臣、
藤井財務大臣を中心に、さらに上積みできないか精査を進め、来週中には予算を執行
停止する事業を最終的に決める方針を確認しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015876231000.html