国家戦略局設置法、通常国会に先送り 平野官房長官が考え
平野博文官房長官は2日、報道各社のインタビューに応じ、首相直属の国家戦略室を
「局」に格上げする設置法案について「事実上、機能として動いているから、通常国会でも
十分いいのではないか」と、来年1月召集の通常国会に提出を先送りすると語った。
自民党政権で設置した「道州制ビジョン懇談会」や「地方分権改革推進委員会」はいったん
廃止したうえで、つくり替える考えを示した。
政府の審議会や関係閣僚会議の見直しでは「地域主権なら、原口一博総務相がどうする
か詰めればいい。新型インフルエンザ対策本部は重要だから継承した」と、分野ごとに重要
度を判断する意向を示した。
米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の移転問題は「11月にオバマ米大統領が来日するの
で、そのときに何らかの包括的な考え方を持っておかなければならない」と語り、大統領訪日
までに結論を出すと述べた。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20091002AT3S0201X02102009.html