警察庁がうっかりミス、コンサル料500万円余計に 会計検査院指摘
2009.10.2 01:35
平成20年に東京で開催された主要8カ国(G8)司法・内務相会議で、
警察庁と法務省がコンサルティング業務を民間業者と契約した際、
予定価格の積算を誤り、約500万円を余分に業者に支払っていた
ことが1日、会計検査院の調べで分かった。
関係者によると、会議は20年6月に3日間、東京・目黒のホテルで
行われた。G8各国の法務相、内務相が出席し、治安問題などを
話し合った。
警察庁と法務省は会議に先立つ20年4月、都内のコンサルティング
会社と、会議開催に伴う業務を委託する費用として約1億480万円
で随意契約した。
しかし、検査院が調べたところ、全体の費用のうち、会議をウェブサイト
に公表するための運用・管理費の積算を、警察庁の担当職員が誤って
1けた多く計上していた。
検査院は、運用・管理費を正しく積算すれば会議の業務委託費は
1億円に満たなかったと断定。警察庁は国庫への返還について、
今後、受注した会社側と協議するとみられる。
法務省は「積算は警察庁が担当した」と話し、警察庁は「積算に誤りが
あった。再発防止に努めたい」としている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091002/crm0910020136000-n1.htm