亀井金融相「景気対策検討を」 藤井財務相は慎重姿勢 [09/10/01]

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1@株主 ★
亀井金融相「景気対策検討を」 藤井財務相は慎重姿勢

 亀井静香金融・郵政改革相は30日、10月下旬にも召集される臨時国会で、景気対策を
盛り込んだ今年度2次補正予算案を提出することに前向きな考えを示した。不況で失業率
が悪化していることなどを踏まえ、亀井氏は「経済が落ち込まない政治をやらないとだめだ。
(景気対策の)検討は当然迫られる」と述べた。ただ、鳩山政権内には早期の対策に慎重な
意見も強く、実現するかは不透明だ。

 鳩山内閣は「子ども手当」などの財源を確保するため、麻生前内閣が決めた今年度1次
補正予算の見直し作業を進めている。亀井氏は30日の記者会見で、「作業を進める中で
真に必要な補正を組むところまで踏み込んでもよい」と述べ、予算執行の停止分を景気
対策の財源とする考えを示した。緊急の雇用対策の拡充などに使うことを想定していると
みられる。

 一方、景気対策の補正予算の是非について、藤井裕久財務相は30日の会見で、
「経済見通しを決めるのはいつかということ。相当(秋)深い時ですね」と語った。
政府は例年、翌年度の経済見通しを12月にまとめており、2次補正の判断はこの
ころになるのではないかとの考えを示した。

 現在、1次補正の見直しと来年度予算の編成作業が同時並行で進められている。
景気対策案を取りまとめる準備時間が足りないことから、藤井財務相や菅直人
副総理兼国家戦略担当相らは臨時国会での提出に否定的だ。

http://www.asahi.com/politics/update/0930/TKY200909300350.html