鳩山内閣:国家戦略局と行政刷新会議の本格始動に遅れ [09/10/01]

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1 @株主 ★
鳩山内閣:国家戦略局と行政刷新会議の本格始動に遅れ

 「鳩山官邸の車の両輪」と称される国家戦略局と行政刷新会議の本格始動が遅れている。
両組織とも新設で、民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)でも大々的に掲げられていた
が、権限や陣容があいまいな状態が続く。設置法案が必要な戦略局は「国家戦略室」として
発足したが、今秋の臨時国会での法整備も先送りされそうな情勢だ。

 「『戦略室』だから動けない、ということはない」

 菅直人副総理兼国家戦略担当相は29日夜、民放番組でこう述べ、戦略室のままでも
機能は果たせると強調した。30日には戦略室の政務三役の初会合も開かれ、戦略室長を
務める古川元久副内閣相は「三役会議の決定が意思決定だ」と政治主導を強調したが、
皮肉なことに固定メンバーは政務三役の3人しか決まっていない。事務局は未整備のまま
で、古川氏は刷新会議担当の副大臣も兼ねているのが実情だ。

 菅氏は当初、党の政調会長を兼ね、十数人の国会議員を政調役員に任命し、政調職員も
駆使して事実上の国家戦略局を始動させる腹づもりだったが、政府・与党の政策決定一元
化の結果、党政調が廃止されてしまった。菅氏は構想を一から練り直さざるを得ず、態勢
整備の協議を続けているが、関係者の一人は「ここまで決まってない部分が多いとは思わ
なかった」と漏らす。

http://mainichi.jp/select/seiji/administration/news/20091001k0000m010086000c.html