後遺症出た医療事故、公表2割
10月1日7時57分配信 産経新聞
全国医学部長病院長会議は30日、全国の大学病院で行われている
院内医療事故対策に関する調査結果を公表した。その結果、後遺症
が出る医療事故があった場合でも、公表しているのは全体の21・3%
にとどまっていることが分かった。
同会議の「大学病院の医療事故対策に関する委員会」の嘉山孝正
委員長(山形大医学部長)は「患者や家族が公表を拒否するなどの
ケースがあるため」と説明している。
調査は今年4月22日〜5月18日に実施。国公立、私立の80大学病院
すべてから回答を得た。調査結果によると、後遺症が出る医療事故を
公表しているのは17大学にとどまった。
「事例によって公表」しているのは78・8%。公表の方法は「自校の
ホームページに載せる」が最も多く62・5%だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091001-00000040-san-soci