「２５％削減」 英米中メディアでの評判は？胡錦濤国家主席の演説との比較は？　[09/09/28]

　２２日に行われた国連気候変動首脳会合で日本の鳩山由紀夫首相は温室効果ガスを
２０２０年までに１９９０年比で２５％削減すると数値をあげて高らかに宣言した。
国連デビューということもあり、日本では大きく報じられたが、米欧などの海外メディアは
世界最大の排出国・中国の胡錦濤国家主席が表明した「大規模な削減」に関心を持った
ようだ。両演説がどう報道されたかなどを比較した。

　▼フィナンシャル・タイムズ・アジア版（英国）

　■主役は排出大国・中国

　国連気候変動首脳会合を受けて、英紙フィナンシャル・タイムズ・アジア版が２３日付の
社説で取り上げたのは、中国の胡錦濤・国家主席の演説だけだった。

　社説は冒頭で、「驚くべきことに、世界で最も大きな国が最も鋭敏な国の一つであることを
示した」と、温室効果ガスの「大幅な排出削減」という胡主席の表明を高く評価。

　「強力で拘束力ある削減目標の設定に向けて交渉する意思があると宣言すべきだ」と、
中国に注文も付けてはいるものの、消極姿勢を崩さないインドと比較して、「中国は急速に、
がらりと印象を変えた」と称賛している。

　同紙は、１面でも胡主席の発言内容を詳しく報道。これに対し、「１９９０年比で２０２０年
までに２５％削減する」とした鳩山由紀夫首相の国際公約には２面で簡単に触れただけ
だった。

http://sankei.jp.msn.com/life/environment/090928/env0909280744000-n1.htm

　同日付の英紙ガーディアン（電子版）は、「胡主席の演説は、中国が排出削減目標を
示すのでないかとの期待には届かないものだった」と、やや辛口の論評を掲載しつつ、
「１２月にコペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組み条約第１５回締結会議（ＣＯＰ１５）
まで手の内を見せないようにしているからだ」といった見方も伝えて、中国への期待感を
にじませてもいる。

　同紙は、別の解説記事では、日本の「２５％削減」公約や途上国に対する支援表明を
前向きに評価する一方で、中国の環境問題に関する専門家の分析を紹介するなど、
ここでも関心をもっぱら中国に向けている。

　日本の民主党が鳩山首相の演説について「野心的」だと自賛しているのとは裏腹に、
英メディアでの“主役”は中国だったようだ。

http://sankei.jp.msn.com/life/environment/090928/env0909280744000-n1.htm

　▼ウォールストリート・ジャーナル（米国）

　■米中の影に隠れた鳩山演説

　国連気候変動首脳会合で米メディアが焦点を当てたのは、鳩山首相の演説ではなく、
温室効果ガスの排出量で１位と２位を占めているにもかかわらず、ともに温暖化防止
には腰が重い中国と米国の首脳演説だった。２３日付主要紙の分析は、両国が排出量
削減の総論では積極姿勢を示したとしつつも、削減目標という各論では明確さを欠いた
との認識でほぼ一致している。

　保守的論調のウォールストリート・ジャーナル紙は分析記事の冒頭、「両国とも新たな
取り組みは何ら具体的に示さなかった」と断じ、「行動を決断する」としたオバマ米大統領も、
今後１１年間で温室効果ガスの排出量を「大幅に削減する」と述べた胡錦濤・中国国家主席
も「排出量を実際にどう削減するか明示していない」と指摘した。

　リベラル派のニューヨーク・タイムズ紙も「温暖化問題でのオバマ、胡両氏」と題して、
やはりこの２人に絞った社説を掲載、「排出量の４割を占める米中両国は、地球規模の
脅威に効果的な責務を果たすことができる」と、米中の削減努力の重要性を強調した。

　社説は、排出量削減の数値目標に踏み込まなかった点に不満を示しつつも、米中が
削減に及び腰となる理由を押し付け合ってきた悪循環は、削減への決意表明で断ち
切れたとし、「これは進歩なのだ」と、ウォールストリート・ジャーナル紙とは違い、
首脳会合の成果を好意的に評価した。

　ニューヨーク・タイムズ紙（電子版）は、首脳会合のまとめ記事でも米中首脳の演説を
中心に据え、鳩山首相演説については、「重要な誓約をした」何人かの指導者として、
温暖化に伴う海面の水位上昇で国土が脅かされているインド洋の島嶼（とうしょ）国、
モルディブの大統領と並べて紹介するにとどまった。

http://sankei.jp.msn.com/life/environment/090928/env0909280744000-n2.htm

　▼国際先駆導報（中国）

　■胡演説を絶賛、日本には一言もなし

　中国国営新華社通信傘下の国際情報紙「国際先駆導報」は２４日、「胡錦濤国家主席の
演説が国連で絶賛を博した」との見出しを付け、「温室効果ガスの大幅な削減を目指す」と
宣言した胡主席の演説を一面トップで伝えたが、ともに開幕演説を行い、「温室効果ガスの
２５％削減」との具体的な目標を掲げた鳩山由紀夫首相の演説については全く触れなかった。

　胡主席の演説内容やそれに対する反応を中心に報じた記事は「中国は温室効果ガス
排出大国としての責任を認識している」との胡主席の発言が「世界から高い評価を得た」
とし、「中国の指導者が気候変動問題を優先的に対応していることを各国にアピールし、
中国が責任ある大国であることを世界中に印象づけた」と結論づけている。

　また、胡主席が発展途上国の代表として先進国に対し気候変動問題対策の資金と
技術の支援を求めたことは、発展途上国から支持を受けたとも報じ、「国際社会における
中国の独特の役割と存在感を示す演説内容で、鼓舞された国は数多くあるだろう」とのある
国連高官のコメントを紹介している。

　米国のブッシュ前政権が温室効果ガス削減に消極的だったことを批判する一方、オバマ
政権については「環境問題に前向きになったものの、国内の医療保険改革問題を優先する
以上、この問題で思い切った行動がとれるかどうか」と疑問視する余裕もみせている。

　さらに「金融危機後、経済分野における“世界の救世主”と欧米メディアに称された中国が
気候変動問題でもリーダーシップを発揮するようになった」と首脳会合で主役を演じたのは
中国だったかのように紹介した。

http://sankei.jp.msn.com/life/environment/090928/env0909280744000-n3.htm

脾肉（笑）

そもそも外国に評価してもらうために口走ったのかという

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中国はEUに何とかしてもらうの？日本になんとかしてもらうの？

他国に頼らないと何にも出来ないもんねｗｗｗ

>>8
日本は馬鹿が黙ってても支援してくれるのわかってるから、既に眼中に無いんだよ。
交渉とか必要なくなったんだものｗ

>>9　どーせ、中国なんて原子力発電に頼るダケじゃんｗｗｗ

鳩のアホ

アホの鳩

日本の報道がおかしい

>>12
自画自賛て（ｒｙ

世界で大注目の鳩山総理！！！

:(；ﾞﾟ'ωﾟ'）: テレビでいってたじゃん！うそかよ！！

鳩山は噛ませ犬

>>1内から見た目と外から見た目はちがうから