ラマダン明け帰郷ラッシュで472人死亡、インドネシア
2009年09月27日 22:56
インドネシア交通省によると、前週20日にあたったイスラム教のラマダン(断食月)明けの
祭り、イード・アル・フィトルの連休前後、各地では帰郷ラッシュが発生し、全国での交通
事故による死者は500人近くに上った。
イード・アル・フィトルの前6日間と後3日間の期間中に発生し、同省が記録した交通事故
件数は1153件で、大半はオートバイがらみの事故だった。全国の死者は472人、負傷者は
551人だった。交通省報道官によると、「帰省客らは1人平均16時間かけて移動した計算で、
多くの人が渋滞のなか、疲労していた」。
インドネシアでは国民2億3400万人のうち90%がイスラム教徒。イード・アル・フィトルの
前後には、年間でも最も大きな渋滞ラッシュが起きる。飛行機、列車、フェリー、バスなど
はどれも満員になり、自家用車やバイクでの移動は定員超過気味になる一方、都市部は
空っぽとなる。
前年同時期にも少なくとも548人が死亡したが、大半は定員超過のオートバイによる事故
だった。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2646758/4676966