自民・公明両党は、政治資金に関する勉強会を開き、民主党の鳩山代表の
政治資金をめぐる問題や、西松建設の政治献金をめぐる事件の真相を
解明するため、鳩山氏と小沢代表代行を国会に参考人として呼ぶことも視野に、
対応を検討していくことを確認しました。
民主党が国会に提出した政治資金規正法などの改正案が、衆議院の
特別委員会に付託されたことを受けて、自民・公明両党は、民主党の政治資金に
関する問題を追及しようと勉強会を発足させ、初めての会合を開きました。
会合では、民主党の鳩山代表の政治資金収支報告書に、すでに亡くなった
人からの献金が記載されていたとされる問題や、西松建設の前社長の初公判で、
検察が「岩手県と、秋田県の一部の公共工事で、民主党の小沢代表代行の
事務所の意向が談合で落札業者を決める天の声になっていた」と指摘したこと
などについて、国会審議の中で、民主党に詳しい説明を求めるべきだという認識で
一致しました。そして、今後、衆議院の特別委員会の審議に、鳩山氏と小沢氏を
参考人として呼ぶことも視野に、対応を検討していくことを確認しました。このあと、
特別委員会の理事懇談会が開かれ、政治資金規正法などの改正案の取り扱いに
ついて、与党側が、30日に趣旨説明を行うよう求めましたが、野党側は
「準備が整わない」として、応じませんでした。このため与党側は、7月1日に
趣旨説明と質疑を行うよう提案し、野党側は持ち帰って協議することになりました。
NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013946711000.html