【年金】第三者委員会に対し「認めろ」と申立人の暴力270件

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<年金>「認めろ」と申立人の暴力270件 第三者委職員に
6月22日2時31分配信 毎日新聞

年金記録に誤りがあるとの申し立てを受け、記録を訂正すべきかを
判断する総務省の「年金記録確認第三者委員会」に対し、申立人が
職員を脅迫するなどの暴力的行為が発足後2年間で約270件起きて
いることが分かった。

中には暴力団を名乗り年金支給を強要する明らかな行政対象暴力も
ある。支給へのハードルの高さや審議の不透明さが、現場の職員を
危険にさらしている。

「今から社会保険庁と厚生労働省に殴り込み、暴れてきます」。関東
地方の第三者委員会職員は昨年11月、申し立てを却下した男性に
電話でこう告げられた。

元厚生事務次官宅連続襲撃事件があった直後。予告された事件は
起きなかったが、同様の暴言は京都などでもあった。

地方委員会などによると、暴力的行為は東京、大阪、愛知など都市部
で多い。福岡県では申立人が「記録を訂正しないならここで自殺する」
と半日間事務所に居座った。

茨城県では申立人が事務所でナイフを出し年金支給を迫ったほか、職員
の個人宅を突き止め「早く訂正しろ」と深夜に電話をかけ続けた申立人も
いた。暴言の多くは職員を「殺す」といった内容で、年金が支給されるよう
職員に不正を迫った例もある。

また、暴力団や右翼団体を名乗り支給を迫る行政対象暴力も相次ぎ、
中央委員会は昨年1月、警察庁に支援を要請。東京や大阪の地方機関
に警察官約10人が派遣されている。

だが警察に通報されたのは一部とみられ、首都圏のある職員は「申立人と
直接話し合う現場の職員が個人で抱え込んでいる場合も多く、氷山の一角」
と話している。(以下略)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090622-00000012-mai-soci