岩手県一関市の特別養護老人ホームで、入所者のお年寄り4人が結核を発病し、
このうち3人が、その後肺炎などで死亡していたことがわかりました。
岩手県によりますと、一関市内の特別養護老人ホームで、ことし2月から
先月にかけて入所していたお年寄り4人が相次いでせきや発熱などの症状を訴え、
結核に感染していることが確認されました。このうち、3人は、その後肺炎などで
死亡し、1人は今も病院で治療を受けています。また一関保健所が4人と接触が
あった職員33人の血液検査を行った結果、このうち10人が結核に感染していたこと
がわかり、岩手県は結核の集団感染として厚生労働省に報告しました。岩手県では、
これ以上感染が広がるのを防ぐため、感染していた職員に対し症状が出ないよう
薬を処方しているということです。岩手県は、3人のお年寄りの死亡について
「肺炎などで体調が悪化しているなかで結核を発病したもので、結核と死亡との
直接の因果関係はない」としています。NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015754421000.html