行政委員の報酬を問題視 市民オンブズパーソン栃木
2009.4.26 02:13
市民オンブズパーソン栃木は25日、宇都宮市の県弁護士会館で総会を
開いた。全国的な広がりを見せている行政委員の月額報酬問題が報告され、
県行政委員についても5月中に県に住民監査請求することで合意した。
秋元照夫事務局長の報告によると、県の情報公開制度を使い、県行政委員
の平成18〜20年度の月額報酬を調べた。20年度の場合、収用委員会は
会長に10万3000円、会長代理と委員5人に8万3000円の月額報酬が
支払われていた。
定例会は12回開催。収用委員7人の年間報酬総額は721万2000円のため、
1回当たりの平均報酬総額は60万1000円、1時間当たりに換算すると
70万2924円になるという。
ほかにも、午後5時から開催された委員会は、そのほとんどの時間が私的懇談会
だったと指摘した。
労働委員も、12回開催された定例会に5回しか出席しなかった使用者委員が、
15万8000円の月額報酬を受け取っていたほか、審査事案があると別途報酬が
支払われるのは二重取りだと批判。
人事、選挙管理、教育、監査、公安の各委員にも言及し、月額報酬の違法性を訴え、
県と議会に条例改正を求めるとした。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/090426/tcg0904260213000-n1.htm