三井物産は22日、2009年3月期の連結業績(米国会計基準)予想の下方修正を発表
した。従来3100億円としていた当期利益見込みを1800億円に引き下げた。これに伴い
1株当たり10円の予想だった期末配当を見送り、従来35円としていた年間配当は25円に
減額する。
不動産関連資産の評価損約180億円を含む非上場有価証券・のれん・固定資産などの
評価損470億円、上場有価証券の評価損430億円をそれぞれ追加計上した。また、繰り
延べ税金資産の回収可能性を考慮し引当金210億円程度を積み増しすることなどが影響
する。売上高予想は16兆円から15兆5000億円に引き下げた。
同社は配当政策として連結配当性向20%をめどとしており、1800億円の当期利益見通
しだと年間配当額は約20円。すでに25円の中間配当を実施しており、期末配当を見送る
ことにした。
http://jp.reuters.com/article/companyNews/idJPnTK027183220090422