参議院厚生労働委員会の与野党の筆頭理事が協議し、国の責任で記録に
誤りがあり、正しい年金が支給されていなかった人に国が加算金を支払うことを
定める法案について、23日に委員会で採決することで合意し、法案は今週中にも
成立する見通しとなりました。
この法案は、国の責任で年金記録に誤りがあり、正しい年金が支給されていなかった
人に対し、国がその間の物価上昇分を加算金として支払うことを定めるもので、
先週、衆議院本会議で全会一致で可決され、参議院に送られました。これについて、
参議院厚生労働委員会の与野党の筆頭理事が協議した結果、年金保険料などの
納付が遅れた場合の延滞金の利率を引き下げる法案とあわせて23日の委員会で
採決することで合意し、法案は今週中にも参議院本会議で採決されて成立する
見通しとなりました。一方、基礎年金の国の負担割合を2分の1に引き上げる
法案については、与党側が速やかに参議院本会議で趣旨説明と質疑を行うよう
求めているのに対し、野党側は、本会議への麻生総理大臣や与謝野財務・経済財政
担当大臣の出席などを求めており、今のところ、審議入りのめどは立っていません。
NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015541091000.html