舛添要一厚生労働相は17日の衆院厚生労働委員会で、国民年金保険料の追納は本来
過去2年分までしか認められないのに、不正に2年超さかのぼって追納を認めた疑いのある
ケースが約2300件見つかったことを明らかにした。民主党の長妻昭氏への答弁。
この問題をめぐっては、奈良社会保険事務所が2005年に大阪社会保険事務局の元職員
の妻に便宜を図り、3年7カ月分の追納を違法に認めたことが分かっている。社保庁職員が
身内など特定の人たちに不正納付を認めたケースが多数に上る疑いが出てきた。
社保庁の調査では、過去2年を超えて追納を認めたケースが04年4月から06年5月に
かけて約4万4000件判明。このうち必要な手続きを踏んだ適法な事例を除くと、約2300件
が残ったという。
http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009041701000479.html