東京・足立区のヘルパーの女が、介護を担当していた認知症の男性の預金口座から
およそ10万円を勝手に引き出したとして警視庁に逮捕されていたことがわかりました。
男性の口座にはあわせておよそ2000万円の使途不明金が見つかっているということで、
警視庁はこの女が横領した疑いがあるとみて調べています。
逮捕されたのは、東京・足立区のヘルパー、佐々木俊江容疑者(47)です。警視庁の
調べによりますと、佐々木容疑者は3年ほど前、介護を担当していた足立区内に住む
90代の認知症の男性の預金口座から数回にわたっておよそ10万円を勝手に引き出し
たとして、盗みの疑いが持たれています。警視庁によりますと、佐々木容疑者は容疑を
認め、「預かっていたキャッシュカードを使って現金を引き出した。金は生活費などに
使った」と供述しているということです。
佐々木容疑者は、男性の担当を代わったあと、当時勤めていた介護事業所もすでに
退職していますが、その後、親族が成年後見制度の利用を申し立て、選ばれた後見人
が男性の財産を調べたところ、口座にあわせておよそ2000万円の使途不明金が見つ
かったということです。警視庁は、佐々木容疑者が横領した疑いがあるとみて調べを進
めています。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015442201000.html