裁判員制度の見直しを検討している超党派の議員連盟は、裁判員になる国民の
負担が重すぎるとして、当分の間、制度の導入を延期するための法案をまとめ、
今月中の国会への提出を目指すことになりました。
与野党双方の議員でつくるこの議員連盟は、来月21日に始まる裁判員制度に
ついて、「死刑や無期懲役の重い判決を短期間で下すのは、裁判員にとって
大きな負担になる」などとして、見直しの具体策を検討してきました。その結果、
「制度に対する国民の不安が解消できないまま導入すべきでない」として、
来月からの制度の導入を、当分の間、延期するための法案をまとめ、今月中に
国会へ提出することを目指すことになりました。一方、議員連盟では、裁判員制度で、
判決に至るまでの経過などを裁判員を辞めたあとも漏らすことが禁止されている
など、国民にとって厳しすぎる規定が多く、問題だと指摘しています。このため、
こうした規定を緩和するための法案を作ることもあわせて検討しており、
与野党各党に対し、同調するよう働きかけを急ぐことにしています。NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015424341000.html