http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20391451,00.htm フランス議会は現地時間4月9日、インターネット著作権侵害対策法案を
大方の予想に反して否決した。
先週議会の事前承認を得た「Creation and Internet(創造とインターネッ
ト)」法は、著作権によって保護されたコンテンツを不法にダウンロードし
たユーザーに対し、インターネットサービスプロバイダー(ISP)が段階的
な対策を講じることを義務付けるものである。ISPはそのような行為を犯し
たユーザーに対し、3回の警告の後、その個人のインターネットアクセス
を最大1年間禁止することができる。
Associated Pressによると、同法案は可決されるものと思われていたた
め、同法案の最終投票に出席した議員はほんのわずかであったという。
社会党が率いる同法案の反対派らは、反対21票、賛成15票で同法案を
否決した。
Nicolas Sarkozy大統領が所属する与党国民運動連合(UMP)とRecording
Industry Association of America(RIAA)は、同法案を支持していた。報
道によると、同法案の支持者らは、数週間のうちに修正案を再作成する
予定であるという。
エンターテインメント業界は米議会に対し、著作権侵害対策として欧州の
手法の採用を検討すべきであると提案している。米国、欧州連合加盟国、
およびその他の国々は、国際条約によってISPに著作権侵害に関する責
任を負わせることも検討するかもしれない。