岩手県洋野町で2006年7月、会社員上野紀子さん(当時52歳)と次女友紀さん
(同24歳)が殺害された事件で、強盗殺人などの罪に問われた塗装業、若林一行
被告(32)(青森県五戸町上市川)の控訴審判決が3日、仙台高裁であった。
志田洋裁判長は、死刑を言い渡した1審の盛岡地裁判決を支持し、被告側の
控訴を棄却した。
1審判決によると、若林被告は06年7月19日午後、上野さん宅に侵入し、帰宅した
紀子さんと友紀さんを相次いで殺害。現金2万2000円などを奪い、2人の遺体を車で
運び、洋野町内の山林に遺棄した。
1審で起訴事実を全面的に認めていた若林被告は、控訴審で主張を一転させ、
強盗殺人や死体遺棄などについて無罪を主張していた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090203-OYT1T00626.htm