市職員が現金着服3年半 早朝出勤でレジから… 徳島・吉野川市 [01/26] 

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 吉野川市は二十五日、美郷支所地域課の竹田成作事務主任(42)が、住民票の写しなど
各種証明書を発行した際の手数料約三百八十三万円を着服したとして、吉野川署に被害を
申告するとともに懲戒免職処分にした。ほかの職員がいない早朝や夜の閉庁時間帯に市民
生活課のレジを不正に操作し、連日のように着服を繰り返していたとみられる。署は同日、
業務上横領や窃盗容疑での立件を視野に入れ、市民生活課を実況見分した。

 竹田主任は旧美郷村役場出身で、平成の大合併で市が発足した二〇〇四年十月から
本庁の市民生活課に勤務。〇七年七月に美郷支所へ異動するまで同課のレジを扱い、
各種証明書一枚につき四百五十円から七百五十円の手数料を徴収するなどの業務に
携わっていた。

 市によると、十九日、市民生活課のレジが午前六時前に操作されていたことを職員が確認。
翌二十日早朝にもレジで不正な返金処理の操作がされ、中にあった現金の一部が盗まれた。
レジ内の記録紙から過去にもほぼ毎日、閉庁時に架空の返金処理の操作が行われていた
ことが分かった。

 内部調査を始めたところ、二十一日午前五時二十分ごろ、竹田主任が市民生活課に現れ、
スペアキーでレジを開け、中から現金一万三千三百五十円を盗んだのを職員二人が見つけた。

 竹田主任から事情を聴くとともに、過去の証明書発行申請数と手数料収入を照合し、保管
してあるレジの記録紙などを調査。〇五年八月二十三日から〇九年一月二十一日までの間
連日のように数千−二万円を抜き取る手口で、少なくとも約三百八十三万円を着服していた。
また、〇六年四月から〇八年一月までの間のレジの記録紙がなくなっていた。竹田主任は
着服を認めている。

 市役所で記者会見した川真田哲哉市長は「長期にわたり不正を把握できず申し訳ない。
警察の捜査に協力して事件の全容解明を進めるとともに、再発防止策を講じ、市政への
信頼回復に努めます」と話した。

http://www.topics.or.jp/localNews/news/2009/01/2009_123293417351.html