東証一部に上場していた滋賀県の電力小売会社の元役員が、業
績が悪化する情報が公表されるのを前に会社の株を売ったインサ
イダー取引をした疑いが強まり、大阪地検特捜部は23日にも金融
商品取引法違反の疑いで元役員から事情を聴く方針を固めました。
インサイダー取引の疑いが持たれているのは、東証一部に上場
していた滋賀県大津市の電力小売会社「エネサーブ」の取締役
だった54歳の男です。特捜部の調べによりますと、元取締役は、
エネサーブが業績の悪化から無配当になる情報を基に、会社が決
算を公表する前の平成18年5月に株を空売りしたインサイダー取
引をした疑いが持たれています。元取締役は、顧問を務めていた
東京・港区のコンピューターソフト制作会社の株をめぐっても同じよ
うにインサイダー取引をした疑いが持たれていて、特捜部は23日
にも金融商品取引法違反の疑いで元取締役から事情を聴くことに
しています。NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013720641000.html