南米ボリビアで今年に入ってから17日までに、致死性の高いデング出血熱で
3人が死亡、さらに12人に感染の疑いが持たれている。同国の保健省は
非常事態宣言を発令、感染拡大防止のため兵士2万人以上の派遣を決めた。
ABI通信などによると、死亡したのは12歳以下の男児と17歳少年、30歳女性。
男児はラパスの小児病院に搬送された時点で、臓器などでの出血がひどく、
手当て出来ない状態だったという。
デング出血熱とデング熱は蚊が媒介する疾患。症状は高熱や激しい頭痛、
筋肉痛などで、東南アジアや中南米などの熱帯、亜熱帯地域で流行する。
ワクチンはなく、予防法は蚊に刺されないようにすることのみ。
ボリビアでは雨期になる11月から翌1月までが流行時期とされている。
米疾病対策センター(CDC)は、世界で毎年、1億人が感染していると推測。
昨年はブラジル南東部で流行し、5万5000人が感染、少なくとも67人が死亡している。
ソース(CNN.co.jo):
http://cnn.co.jp/world/CNN200901220013.html