コンピュータのウイルス対策を手がけるエフ・セキュア社によると、欧州や米国、
アジアの企業を中心に新種の不正プログラム(ワーム)「Downadup」の被害が
拡大し、約800万台のパソコンが感染している。基本ソフト(OS)がウィンドウズの
マシンに感染するもので、ネットワークを介して広がるという。
「Downadup」もしくは「Confiker」と呼ばれるワームで、個人情報を盗み出す
ような挙動はしめさないものの、パスワード情報を収集していると見られる。
感染したマシンがネットワークに接続するとすぐにネットワークを介して感染先を
探し出し、サーバに感染して増殖するほか、USBメモリでも感染する。
企業内での被害がほとんどで、個人マシンの被害報告は少ない。作成者などは
わかっていないが、ウクライナから広がったと考えられている。同社は対策と
して、マイクロソフトが配布しているパッチをあてることや、パスワードを
より長く複雑なものに変更することを勧めている。
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200901170029.html