ギョーザ中毒事件で元従業員聴取 中国公安当局が数カ月間拘束[01/17]

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 【北京17日共同】日中両国で被害者が出た中国製ギョーザ中毒事件で、
中国の公安当局が昨年6月に中国で起きた事件について、製造元の天洋食品(河北省石家荘市)の
工場で当時勤務していた従業員数人に容疑者を絞り込み、昨年秋以降数カ月間にわたって全員の拘束を続け、
事情聴取していることが17日、分かった。中国筋が明らかにした。

 公安当局は、元従業員らの家族も聴取するなど動機面の捜査も並行して進めているが、
元従業員らは容疑を否認。毒物混入を立証できる物証はないという。
昨年1月末に日本でギョーザから有機リン系殺虫剤メタミドホスが検出されて間もなく1年がたつが、
解決までさらに難航する可能性がある。

 公安当局は昨年8月下旬までに、犯行にかかわった可能性がある人物は元従業員9人と判断し、
9月には数人にまで絞り込んだ。さらに捜査を進めた結果、
この中に犯人がいるのは「99パーセント間違いない」(同筋)として全員を拘束した。

 容疑が固まっていない段階のため、正式な刑事拘束手続きを踏めず、
事情聴取のための拘束という形式を取り、拘束期間が切れる度に再拘束して聴取を続けている。
中国ではこうした捜査手法がとられることもある。

 だが全員が容疑を否認したため、元従業員らの家族や友人、工場の同僚、
自宅周辺の住人らも徹底的に聴取。元従業員らが反日的な行動をとっていなかったかなども調べたが、
物証や決定的な動機は見つからなかった。

2009/01/17 18:15

ソース:http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009011701000431.html