学力テスト不参加、教育委員長を解任 愛知・犬山市 [12/23]

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 全国学力調査(学力テスト)に全国で唯一、2年連続で不参加だった愛知県犬山市教育
委員会は22日の定例会議で、丹羽俊夫委員長の委員長職の解任を決めた。丹羽氏が、
委員会の承認を得ないまま国に学力テストに対する意見書を出したことに多数の委員が
反発した。参加・不参加をめぐる委員間の考え方の相違も絡み、委員長の解任という事態
に発展した。

 委員の1人から解任の動議が出され、丹羽氏を除く5人の委員による投票の結果、解任
4人・留任1人だった。丹羽氏は今年度の学力テストへの対応を決める2月の委員会で、
参加・不参加の立場の委員が同数の中、自らの投票で不参加を決めていた。

 丹羽氏名の意見書は09年度の学力テストについてで、19日に塩谷文部科学相あてに
出された。全国各地でテスト結果の開示や公表を求める動きがあり、教育現場に混乱を
招いていると指摘。原因は狙いの不明確さや公表の考え方のあいまいさにあると政府を
批判した。

 さらに、大阪府や鳥取県の教育委員会の開示への動きも踏まえ、「当市が2年連続で
不参加を決定した理由は、このような問題を含んでいることにある」と説明。現行の
全小中学校ではなく、抽出調査に変更すべきだと提言し、公表のあり方を見直すようにも
求めた。

 この意見書について、22日の会議で、委員の間から「18日に連絡があっただけで、委員
会の意思決定をしていない」「委員長職務の乱用」と反発が出た。委員の1人である瀬見井
久・市教育長は「僭越(せんえつ)な逸脱行為ではない」と理解を求めた。解任を求める動議
に対し、丹羽氏は「課せられた職を辞すべきではない」と述べたため、5委員による採決と
なった。

 一方、市は来年度の学力テストへの参加を想定し、成績を公開する場合には一部を
非公開にできるようにした市情報公開条例改正案を12月議会に提案し、18日の本会議で
全員一致で可決された。

 小中学校の児童・生徒の学力・体力に関する試験や調査の結果について、小規模校や
少人数学級など、個人データが特定される場合には非公開にできるとしている。

http://www.asahi.com/national/update/1222/NGY200812220014.html
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