リンカーン演説の直筆原稿競売に 南北戦争の意義強調
【ニューヨーク6日共同】競売大手クリスティーズは6日
リンカーン元米大統領が南北戦争中に実施された1864年の大統領選挙で
再選された後に初めて行った演説の直筆の原稿を来年2月12日に
ニューヨークでオークションにかけると発表した。
演説は64年11月10日、ホワイトハウスで行われ
元大統領は「国を救うために(分断された)米国を再統一しなければならない」と戦争の意義を強調した。
同社では「南北戦争中の歴史的に最も重要な演説の一つ」として
落札額を300万ドル(約2億9000万円)以上と見込んでいる。
同社によると、原稿は大判の紙4枚に書かれ、保存状態は良好。
すべてリンカーンの直筆で修正された跡もそのまま残っている。
1916年までリンカーンの息子が所持していたが、その後図書館に寄贈され
今回、改装資金捻出のため競売に出されることになったという。
リンカーンの遺品では
今年4月、奴隷解放の使命を強調した直筆の書簡が340万1000ドルで落札されている。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/127790.html