福島県立医大、臓器移植などの講座でも寄付金受領か [10/23]

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 福島県立医大(福島市)が、大動脈瘤治療の際に公的な医療保険が適用されない治療費
を患者から研究費名目の寄付金として受け取っていた問題で、臓器移植などを行う講座で
も同様の寄付金を受け取っていた可能性があることが22日、わかった。

 寄付が混合診療にあたる疑いがあるとみている東北厚生局は同日、大学の担当者から
経緯を聞くなど調査を開始した。また、同大の丹羽真一副理事長は記者会見で「混合診療
には当たらない」と反論する一方、大学としても全講座を対象に聞き取り調査をすることを
明らかにした。

 寄付は、ステントグラフト(人工血管)の材料費で心臓血管外科学講座が受けていたことが
明らかになっている。大学によると、臓器移植などを行う外科学第一講座の医師から22日
に事情を聞いたところ、保険適用外だった免疫抑制剤について同様の事例があることを示唆
したという。

 2001〜07年度の寄付台帳によると、多くが1万円〜10万円単位だったのに対し、外科
学第一講座に渡った寄付の中には1円単位のものが多数あった。同大では、免疫抑制剤の
薬剤費分を寄付として受け取っていた可能性があるとみて重点的に調べる方針。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081023-OYT1T00001.htm