心肺蘇生はノリノリでいこうよ!という感じのアメリカからのニュース。心臓マッサージのリズム
にはディスコの名曲「ステイン・アライブ」が良い、という研究をイリノイ医科大学のデイビッド
博士が発表したそうです。フィーバー!
米国心臓協会では心肺蘇生術(CPR)において一分間に100回のペースで心臓マッサージを
行うのが最適と定めているのですが、「ステイン・アライブ」のリズムは一分間103回のテンポ
なので非常に理想的なのだそうです。CPRは非常事態に呼吸や心臓が停止した際に人工呼吸と
心臓マッサージのくり返しで行われ、ただしく施されれば生存率は3倍になる効果があるのですが、
心臓マッサージの適当なリズムがわからないので嫌がる人も多いのだそうです。また、実施のとき
に理想的なリズムよりもゆっくり目にマッサージしてしまう人も多いとの事。
デイビッド博士の実験では、15人の医者と医学生を対象にしました。5週間びっちりビージーズの
「ステイン・アライブ」を聞かせて曲やテンポを覚えさせた後、再度ダミー人形に心臓マッサージを
させてみたのです。頭の中で「ステイン・アライブ」をループさせながら実行することで、以前より
も正確な速度でマッサージを行うことができたそうです。
「ステイン・アライブはこの状況では非常に適切です。」とデイビッド博士。「どんな人でも人生の
どこかで”あの曲”は聞いているでしょうからね。歌を知っているから頭の中で再生できるんです。」
というわけでした。iPodを持っている人は万が一のために「ステイン・アライブ」を入れておくと
いいかもよということで。
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